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お知らせ:今年のインフルエンザは怖い
東京都内でクリニックを開く院長の談。
「熱が出て体がだるい、と訴えて来るインフルエンザの患者さんが急に増えています。昨年末からずっとゼロだったのに、この1週間は延べ20人近くが来られました」
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厚生労働省が4日に「流行シーズンに入った」と発表した今年のインフルエンザは2つの点で厄介。まずは流行時期が例年の11月ごろから3カ月くらい遅れたこと。昨年と比べても1カ月近く遅く、10年間で2番目に遅い。もうひとつは、インフルエンザの「型」が1つではないことだ。インフルエンザは大きく分類してA、B、C型があり、A型にはさらに香港型とソ連型がある。昨年はA香港型が大半だったが、今年はそれにAソ連型、B型も加えた3つの型が流行する「混合流行」だという。この2つの“異変”によって、「ケタはずれに感染しやすくなり」「こじらせやすくなる」という。





「まず混合流行ということで、A型が治ったと思ったらB型に感染した……というケースが考えられます。ワクチンをあらかじめ打っている人は大丈夫ですが、今から慌てて打っても抗体ができて効果を発揮するまで2週間ほどかかるので間に合いません」(新潟大学公衆衛生学教室・鈴木宏教授)つまりA型がセーフだったからといって、B型が安全とは限らない。しかも昨年も流行したA香港型はほかの型に比べて「高熱が出やすい」(鈴木教授)から、連続感染すれば大ごとだ。

油断している人が多い、というのも問題。「昨年末からインフルエンザの流行がずっとなかったので、私も“今年はもう流行しないだろう”と考えていました。そう考えている人も少なくないはず。インフルエンザで高熱が出ているのに普通の風邪だと思ってほうっておいたり、インフルエンザにはほとんど効かない風邪薬に頼ったりして、症状をこじらせる人が増える恐れがあるのです」

突然やってきたインフルエンザのピークが、風邪のピークと重なっているのも厄介。風邪で免疫力が下がっているところにインフルエンザが流行すれば、普段なら感染しない人もやられる。「さらに怖いのは、インフルエンザで弱っているところに、バクテリア(細菌)が感染して肺炎などを起こす二次感染です。糖尿病の人などは感染しやすいので要注意です」風邪が治ったと思ったらインフルエンザ、そして肺炎……と最悪の展開を防ぐにはどうすればいいのか。

鈴木教授、谷本院長の両専門家が口をそろえるのは「体調を崩さない」「人込みを避ける」「38度以上の高熱が出たらすぐに病院に行く」の3つだ。「風邪と違ってインフルエンザは一気に38度以上の高熱が出たり、強い関節痛、筋肉痛などが急に出ます。インフルエンザの薬は48時間以内に飲めば、熱がすぐに下がり症状が楽になるので、できるだけ急いで病院へ」(谷本院長)
もし自分の家族がインフルエンザを発症したら――。「感染を防ぐために、本来は感染してから使うインフルエンザの薬を処方してもらって、“予防薬”として飲むという手もあります。健康保険は適用されませんが、医師に相談してみてください」インフルエンザの流行は2カ月先まで続くといわれている。無事に春を迎えるために、しっかり対策を頭にたたき込み、そして実行しよう。
by dcb0322 | 2005-11-22 13:43 | ★ニュース
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