第56回NHK紅白歌合戦」の司会者が17日発表され、タレント・みのもんた(本名:御法川法男、61)と山根基世アナ(57)に決まった。
NHKの茂手木秀樹芸能制作センター部長は「戦後60周年の節目に、歌に対する気持ちをきちんと受け止め、プレゼンテーションする能力、年代的にもキャリア的にもふさわしい」と起用理由を説明した。
しかし、これまでは司会も出場歌手も「NHKに貢献した人」が選考基準の1つになっていた。みのは、99年に衛星第2の特番で司会を務めただけ。民放の多数のレギュラーを抱える司会者への依頼は異例中の異例だ。
かつての国民的番組も昨年は視聴率史上最低の39・3%にまで落ち込み、NHKを揺るがした一連の不祥事の舞台にもなった。「新生プラン」を掲げ再生に向かう同局にとって、これまでにできなかった人選を決行。みのもんたは秋口から候補に挙がり、10月に入って正式に打診、快諾を得た。