ロカマドゥールの階段を登ると、ノートルダム教会があり、黒い聖母像が奉られている。教会の左側の階段を下ると、聖アマドゥールの遺骨をおさめた地下聖堂がある。巡礼が始まったのは12世紀。 1166年にこの場所で発見されたミイラ化した遺体が聖アマドゥールだとされてから。それ以後、この場所で奇跡が頻発し、13世紀には最も人気がある巡礼地の一つとなる。しかしながら、1476年に岩盤が崩れて教会が崩壊し、その後は宗教動乱が度重なり、この巡礼地は完全に荒廃してしまった。19世紀になって ようやく大掛かりな修復が行われた。