自民党の武部勤幹事長は16日、先の衆院選で党本部の要請に従わず、非公認の野田聖子氏ら郵政民営化反対派を支援した当時の岐阜県連幹部から事情を聴き、猫田孝前幹事長ら当時の県連執行部だった県議4人に自発的な離党を求めた。
同県連は既に衆院選当時の会長らが引責辞任しているが、武部氏は、同県連が規約を変えて造反組を「県連公認」したことや、公認候補を支援した同県選出の松田岩夫参院議員を処分したことを挙げ「越権行為であり除名処分に相当する」と指摘。自発的に離党しない場合は党本部の党紀委員会を開き処分する考えを伝えた。
猫田氏は即答を避けたが、会談後、記者団に「指示には従う」と、離党する意思を示した。当時会長だった古屋圭司衆院議員はすでに離党している。