ロサンゼルス(ロイター) ビートルズの元メンバー、ジョン・レノンさんの没後25周年にあわせ、来月からレノンさんのソロ曲すべてが、インターネットを通したダウンロード販売で提供されるようになる。

レノンさんは1980年12月8日、ニューヨークで射殺される悲劇に遭った。ダウンロード販売は英国で来月5日から、米国で同6日から開始されるが、11月7日からは既に、レノンさんの2枚組ベストアルバム「ワーキング・クラス・ヒーロー」が先行してダウンロード販売されている。
ダウンロード販売は、ナップスターやラプソディー、MSMミュージック、ヤフー・ミュージック、EMIなどが提供。ビートルズのレコード会社「アップル・レコード」とロゴをめぐって争っている米アップル・コンピュータ社の「iTunes Music Store」からは提供されない。
現在のところ、ポール・マッカートニーさんの最新アルバム「Chaos and Creation in the Backyard」以外は、ビートルズ関連の曲はダウンロードで一般的に販売されていない。
レノンさんの妻、オノ・ヨーコさんは「新技術は、彼がいつも受け入れ、愛してきたもの」と述べ、新世代のデジタル音楽ファンにレノンさんの曲を提供できるようになり、うれしいと語っている。