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パリ郊外の暴動、地方各都市にも波及
【2005年11月6日】
パリ――イスラム系移民の少年2人が警察から逃走中に感電死したのをきっかけに、パリ北東や北部の郊外地区で先月下旬から多発した放火などは5日午前も続き、10日連続の暴動となった。ここ10年では最悪規模の騒動になっている。車両への放火は「移民都市」マルセイユ近郊でも4日に発生、東部のストラスブール、西部レンヌ、南西部トゥールーズでも続発し、内務省は騒乱の拡大に懸念を深めている。
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同省によると、パリ近郊の少なくとも20カ所の地区で暴力行為が起き、3日夜から4日にかけ、数百台以上の車両が炎上などした。4日夜から5日にかけては全国で約152台の車両が焼かれた。列車への襲撃も起きた。パン屋や倉庫も放火されている。ただ、警官隊などとの衝突は前夜までに比べ、少なくなっているとの情報もある。




数百人規模の若者らが警官隊とにらみ合い、投石するなどの暴力は各地で依然、報告されている。政府当局者によると、4日夜には若者が猟銃で警察車両に発砲、一段と凶暴化する様相も出ている。死亡者の報告はない。警官への暴行の情報もある。

サルコジ内相によると、これまでの逮捕者は143人に達した。
内相は繰り返し、暴動の徹底取り締まりを約束。その中で、暴動にかかわる当事者たちを「社会のくず」「ごろつき」などと呼んだことが、移民社会の反発をあおり、暴動を悪化させたとの見方が強い。フランス政府内にも内相の強硬路線を批判する声がくすぶっている。


ドビルパン首相は、2日から予定していたカナダ訪問を中止、事態の収拾に本格的に乗り出した。8閣僚を呼ぶ緊急会合も開き、対応策に関する閣内の混乱解消も迫られた。4日には暴動発生地区の若者と会い、収拾策などについて意見を聞いた。シラク大統領も、法律を適用し、対話と尊敬の念を持って、事態を沈静化させなければならない、と指示している。


フランスでは、2007年に大統領選挙を予定しているが、ドビルパン首相とサルコジ内相が与党候補として大きく浮上している。今回の暴動の対応次第で、両氏の政治的将来が決まる可能性もある。

一連の暴動が起きた地域は北アフリカなどからの移民人口が多く、失業と貧困問題が深刻化している。
今回の暴動の引き金となったのは、クリシー・ス・ボワで28日夜、警察に追跡されていると思ったイスラム系少年3人が、逃げるために発電施設に入り込んだところ、15歳と17歳の2人が感電死し、1人がやけどを負った事件。現場にかけつけた救急救命士らが、住民から投石され、その後、さらに暴動が広がった。地元署は、少年3人を追跡した事実を否定している。


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by dcb0322 | 2005-11-07 10:45 | ★ニュース
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